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フェルメールからのラブレター展に行ってきた

About Exhibition of Communication:Visualizing the Human Connection in the Age of Vermeer.happy01

Vermeer

「フェルメールからのラブレター展」に行って来た。

芸術関連を勉強するためにロンドンの大学院に留学した友達の影響もあり、手紙というテーマでどうしてもフェルメールは外せないと思ったからだ。「ラブレター展」とあるが、実際ラブレターなのかどうかは鑑賞者の想像力に委ねられる。

開催場所は渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム、春節休暇の真っただ中で、中華系観光客が多いのかと思いきやそういうわけでもなかった。会場は概ね年配の人が多く、外国人はほとんど見かけなかった。作品リストやパンフレットも外国語は無く、日本語のみ。カップル率は低く、美術学校や美大生らしき人も少ない。

単独女性が目立つ。

私語が少なく会場内はシーンっとしている。

今回の目玉は勿論フェルメールの三作品と17世紀の同時期の風俗画。すなわち、17世紀のオランダにおける庶民の日常生活の一コマ、特に今回は手紙を書く、読む、受け取る、一つ一つの瞬間を切り取ったものがメインだ。

 Girl_reading_aletter
ヨハネス・フェルメール《手紙を読む青衣の女>》 1663-64年 油彩 キャンヴァス、アムステルダム美術館

修復後、世界に先駆けて日本での公開。修復前を見た友達は「余り覚えていないとのこと」。

今回の展示でその修復に至った経緯と修復の前後のビフォーアフターが紹介されているので是非見てみよう。絵画の修復はホントに大変な作業だった事が分かる。

350年の時を経て今ここに現る感動の瞬間だ。

この絵に見られる鮮やかな青は、フェルメール・ブルーとも呼ばれ天然ウルトラマリンという顔料に由来しているといわれている。

この青は一つの見どころだ。

そしてもう一つの見どころは手紙を読む女性の表情と背後にある地図と手で書いた手紙は心寄り添う静かな表情がうかがえる。

最後、もし余裕があれば、青い椅子の金属のボタンと光の反射も観てみよう。

これは《真珠の耳飾りの少女》にもある真珠の光を反射した白い点と同じ手法だ。

A_lady_writting ヨハネス・フェルメール《手紙を書く女》 1665年頃 油彩 キャンヴァス、ワシントン・ナショナル・ギャラリー

手紙を書く手を一瞬止めて、にこやかにカメラ目線を見つめる女性。

左から強い光は他の作品にも見られる。画像では分かりにくいが、机の上にある一連なりの真珠の光の反射と青い椅子にある金属のボタンは材質の違いを巧みに表している。

見どころポイントは少女の表情だ。

微笑む姿は永遠と言われている程美しい。 

With_her_maid ヨハネス・フェルメール《手紙を書く女と召使い》 1670年頃 油彩 キャンヴァス、アイルランド・ナショナル・ギャラリー、ダブリン

見どころポイントは召使いの微妙な表情だ。

窓の外が騒がしいのか、それとも手紙を引き取りに来る人がまもなく到着するのだろうか。落ち着かない画面の構成が激しい感情の高まりが有ったのだろうか。夢中で手紙を書く女性に一体何があったのだろうか。絵の前で鑑賞者の想像力が掻き立てられる一枚。今回一番「ぐっ」っと来た。

其の他の展示作品リストは以下

List_0001
色合いが異なるのはスキャンした時点の仕様が異なるためであり実際の同じ紙の裏表 

List_0002  

今となればメールで一瞬だが350年前は手紙を書いて、封蝋して、送るという描写を見て、今から350年後の事を考えると、人々が街中や電車の中でスマホでメールを打っている姿が絵や写真となって展示されるのかな?

Vermeer_map

  • 会期:2011年12月23日(金・祝)~2012年3月14日(水)
  • 会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
  • 〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1-B1F
  • 開館時間:午前10時~午後7時(入場は各閉館の30分前まで)※毎週金・土曜日は午後9時まで(12月30日、31日を除く)
  • 入館料:一般 1500円

■参考サイト

フェルメールからのラブレター展

Essential Vermeer エッセンシャル・フェルメール(英語) フェルメールのラブレター展の紹介がある

会場地図Bunkamuraミュージアム


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コメント

はじめまして。
株式会社エイムハウスのマーケティング事業部で街情報を担当している佐藤と申します。
ブログを拝見させていただきました。
当社のサイトで、エリアブログとして紹介させていただいたのですが
不適切でしたら削除いたします。

http://p.tl/_nb6
よろしければご確認ください。


投稿: aim sato | 2012/02/04 15:30

>株式会社 エイムハウス マーケティング事業部
佐藤様

お世話にあっております。
エリアブログを拝見いたしました。
ご紹介頂きありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

投稿: ひろりん。 | 2012/02/04 22:57

>株式会社 エイムハウス マーケティング事業部
>佐藤様

いつもお世話になっております。
サイトトップに御社リンクを貼らせて頂きましたのでご連絡いたします。

どうぞよろしくお願いします。

投稿: ひろりん。 | 2012/02/15 12:54

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